<2021年4月9日(金) 0時よりリリース>
2020 Aya Rouge 綾ルージュ
(赤ワイン/辛口/750ml/アルコール度数11%)
メルロをベースに、完熟した藤みのりを混醸法で仕込んだ。
原料は全て除梗をおこない、3日間の低温浸漬ののちに野生酵母による発酵がはじまり、1週間、27℃前後で発酵させた。
発酵終了後はバスケットプレスで圧搾し、ステンレスタンクでの熟成中に自然の重力による澱引きを2回行い、瓶詰。
外観は、落ち着きのあるガーネット色。エッジに紫色も感じられる。
カシスなどの黒紫系のベリーやドライトマトなどの香りが感じられる。
口に含むと、プラムのような果実のほのかな甘味と共に、バランスの良い酸と渋みが一気に広がる。酵母由来のピリッとした炭酸を舌に感じることができ、生命を感じさせるジューシーな飲み心地。
余韻は長く、静かに体に染渡るように消えていく。
【産地】宮崎県綾町
【ブドウ品種】メルロ(95.5%)、藤みのり(4.5%)
【適温】15℃~18℃
【生産量】823本
2020 Aya Rouge
2020年は、暖冬の影響で3月初旬に例年よりも2週間ほど早くブドウの蕾が膨らみはじめました。3月中旬には発芽が始まり、2020年のシーズンが本格的にスタート!
その後も素晴らしい天候に恵まれ、遅霜の被害にあうこともなく順調に成長し、5月初旬には開花が始まりました。
5月末からの梅雨入り前半は雨が少なかったものの、特に7月は多雨となり平年より2週間長引いた 7月末に梅雨が明けました。
しかし収穫前の8月に入り、天候は回復しほぼ雨が降らない状況が続き、過去4年間で降水量は2番目に少ない年となりました。
この月は台風が直撃することもなく、チームの作業効率も前年度に比べ飛躍的に向上したことで、病気の拡散を未然に防ぐことができ、2020年は健全な果実を収穫することができました。
新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、サポーターによる収穫作業は制約を伴いましたが、おかげ様で例年にも増して素晴らしいワインに仕上りました。