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<2023年10月27日(金) リリース>

 

2022 Aya Rouge 綾ルージュ 
(赤ワイン/辛口/750ml/アルコール度数11 %)

 

今回は、メルロ単体で仕込んだものと、レゲントをベースとした混醸で仕込んだものをブレンドして仕上げた。

いずれも原料は全て除梗をおこない、野生酵母による自然発酵で1週間、27℃前後で発酵させた。発酵終了後、バスケットプレスで圧搾し、ステンレスタンクで約6ヶ月熟成。その間、重力により滓を沈殿させ、2回の滓引きをおこなった。

その後、それぞれ個別に仕込んだワインをブレンド。2023年3月に瓶詰をおこない、さらに6ヶ月瓶内で熟成をさせ、同年10月にリリース。

 

 

シナモン、ブラックペッパーなどのスパイスの香りに、カシスや、ブラックベリーなどの黒系のベリーの香りも。粗びきソーセージのような肉にくしい香りも感じられ、かなりインパクトを感じさせるアロマ。滑らかなタンニンに、程よい酸と、赤系果実のジューシーな風味が口いっぱいに広がる。

 

余韻は非常に長く、飲み応えのある爽やかな赤ワインに仕上がった。お醤油ベースのお料理、またはチョコレートにも相性がよさそう。


【産地】宮崎県綾町
【ブドウ品種】メルロ(60%)、レゲント(28%)、藤みのり(10%)他
【保管推奨温度】 12 °C
【飲み頃温度】 15 °C ~ 18 °C
【生産量】 1,054本

2022 Aya Rouge

¥7,700価格
  • 2022年は、ワイナリー横に開拓した畑からブドウたちを収穫できる年であり、収穫量増に期待が高まる。また、農福連携による日向夏を使ったワイン造りにも取り組み、新たな挑戦の年となった。


    ブドウたちは、例年どおり3月中旬に発芽が始まった。
    毎年恒例だが、この時期になると新芽を狙ってサルハムシが集まってくる。

    4月下旬までサルハムシを一匹一匹捕獲する地道な作業が続く。

    5月は、比較的安定した天気が続き、上旬には本格的に開花も始まった。程よい雨もふり、ブドウの成長は順調に進んだ。下旬には梅雨入りする傾向にある宮崎だが、天候に恵まれた暖かい月となり、ブドウの新梢は順調にグングンと成長していった。


    6月上旬にやっと梅雨入りするも、意外にも天候は安定していた。
    ドイツの赤ワイン品種レゲントは、他の品種より一足早く、月の中旬にべレーゾンが始まった。下旬には梅雨が明け、過去最短の梅雨であったとの速報が気象庁より発表されていたほどに安定した天候は、降水量が少なく、ブドウの成長に恵まれた月であった。


    7月は、全国的に猛暑となり宮崎も非常に暑い月となった。熱中症対策を行ないながら作業を進める。この月は、全体的にブドウの糖度が上昇する月で、毎年ながら甘いブドウを狙って沢山の虫たちが集まってくる。虫の捕獲作業はコツコツ手作業でおこなった。

    8月に入り収穫が本格的にスタート。
    ワイナリー横の畑の収穫もあり、例年は8月中に終了する収穫が、9月中旬まで続いた。非常に強い勢力に発達した台風14号が宮崎に上陸したが、直前に今季最後の収穫を何とか終えることができた。

    今季を振り返り、課題もいろいろと見えた年だが、全体的にはとても良いシーズンとなった。
     

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